読者です 読者をやめる 読者になる 読者になる

胸になんか刺さった

クリエイティブディレクター西島知宏が、思考、企画、表現、言葉などについて書きます

コピーライターが教えるキャッチコピー講座(5)「他人になってみる」

広告(コピー)企画論

おはようございます。何やら毎日めちゃくちゃ暑いですよね。JALの機内でもらったうちわを携えて仕事しています。打ち合わせで会ういろんな方々に

「西島君、あのコピー講座止まってるよ」

 

とご指摘を受け、

 

「本当は30もないんでしょ?」

 

と勘ぐられるので久しぶりに書いてみようと思います。30ありますよ、ちゃんと。書くの結構時間がかかってしまうので間が空いてしまうだけです。それでは、(5)「他人になってみる」を書きたいと思います。

 

コピーは、というか広告はその名の通り”広く告げるもの”です。日本の、世界の、いろんな生活をしている、いろんな性格の人々に”この商品良いよ!”と告げてあげるものです。ただ、そんな何百万、何千万の消費者へ伝達されるコピーを考えるのは通常一人のコピーライターです。もちろん主観が入ってしまいます。


”このコピーやばい!”と制作者が思っても、男だったり、若かったり、B型だったり、おひつじ座だったりするわけなので、やはりちょっとしたバイアスがかかってしまうのです。それを何とか回避するため、他人になってみるのです。

この商品を母ちゃんがもったらこう言うだろうな、とか。この商品を犬に渡して、翻訳こんにゃく食わしたらこう言いそうだな、とか。もしくは他人に商品を提示して反応を観察してみるのです
※もちろん守秘義務は守ります。
 
そうすると自分発では絶対生まれなかったようなコピーが生まれるのです。なりきり、とは恐ろしいものです。博報堂クリエイティブヴォックスの吉岡虎太郎さんが書かれた

朝日新聞の「このままじゃ、私、可愛いだけだ。」
 
も、ふとした時に奥様が発せられた言葉だったそうです。西島コピーで言えば2006年”消費者の日”に奈良新聞で掲載した
 
「スーパーにいくと、ママがはやくうごきます。」
 
なんかも、そのような視点から発想したコピーでした。皆さん、一度他人になってみましょう。変装まではしなくていいと思います。
 
 
↓↓↓その他の「コピーライターが教えるキャッチコピー講座」はこちらから↓↓↓
【2本立て】(2)「商品の価値を極限まで拡げる」(3)「商品がない不具合を極限まで悪化させる」
(4)「自分の過去と未来に商品を置く」
(6)「ライフスタイルの提案」
(7)「普遍の事実を述べる」
(8)「新しい価値の定義」
(9)「その道のプロを意識する」
(10)「コピーもビジュアルだ」
(11)「ニュースをくっつける」
【2本立て】(12)「商品に翻訳こんにゃくを食べさせる」(13)「会社に翻訳コンニャクを食べさせる」
【2本立て】(14)「負の要素で定義し直す」(15)「正の要素で定義し直す」
(16)「名詞と動詞をお見合いさせる」
(17)「無理矢理名詞にする」
(18)「例える」

 

著書『思考のスイッチ ~人生を切り替える11の公式~』もよろしくお願いします

有料オンラインサロン「街角の思考塾」会員募集中