胸になんか刺さった

クリエイティブディレクター西島知宏が、思考、企画、表現、言葉などについて書きます

死ぬまでに一度は言ってみたい言葉5選

人は死ぬまでにいくつの言葉を言うのでしょうか? わかりませんよね、了解です。でも、毎日「あ、そこで止めて下さい」とか「・・Suicaで」とか大した言葉を言わないでいる自分にハッと気がついて「俺の人生ってこのまま名言を吐かないままなのかな」なんて感傷的になることもあるんじゃないですか? ないですか、なるほど。

 

で、でも。やっぱり言ってみたいですよね、名言。

ということで私個人として、死ぬまでに一度は言ってみたい言葉を、勝手にシチュエーションを想定しながらご紹介したいと思います。

 

1. ショータイムの始まりだ

めちゃくちゃ喧嘩強いんでしょうね、私。昔は広告マンだったんです。でも、どうしても許せないことがあって局長を殴ってしまい広告業界を干されて、今は金持ちしか乗らないクルーズ船の見習いコックとして働いてるんでしょう。ところがある日、とんでもない悪党がクルーズ船を乗っ取っとるんですね。

乗客はホールに集められて何も与えられず、おしっこは交代制。お金持ちの尊厳はかなり傷つけられてしまいます。「この悪党めがっ」どんどんイライラが募っていく私。暴力は封印したはずなのに・・・。それで広告業界を干されたはずなのに・・・。でも、正義の血がふつふつと煮えたぎってきます。そしてついに私、収めたはずのサヤを抜いてしまうんです。ズバッと抜いて、この言葉を言ってしまうんです「さぁ、悪党ども。ショータイムのはじまりだ」と。

 

2. 人を愛することを教えてくれた

極度の人間不信なんでしょうね、私。誰も何も信用しない。出されたお茶も飲まなければ、出されたおしぼりも放置。人に挨拶をされれば舌打ちで返し、温かみを与えてくれるのはホッカイロだけ。そんな状態なんでしょう。

でも、ふとTSUTAYAのDVDを返す時に、河川敷で同じく人間不信の女の子と出会うんでしょうね。似た境遇の二人が近づくのに、長い時間は必要ありません。彼女の入れた煎茶を飲み、彼女が出してくれたおしぼりでワキまで拭く。二人で行った銭湯の帰りに、赤色の長い一本のマフラーを二人で使いながら私は呟くのでしょう。「人を愛することを教えてくれた」と。

 

3. お前とは戦いたくなかった

師匠がいるんでしょうね、私。そして同じ道場で毎日一緒に修行した親友がいるんでしょう。一緒に師匠の道着を洗ったり、道場を抜け出して木の実を採りに行ったり、親友とのかけがえのない想い出を抱えているんでしょう。

しかしある日、親友は悪魔に魂を売って道場を出ていってしまいます。喪失感に襲われながらも、何とか自分を取り戻し、修行を重ねる私。10年後、悪魔が世の中をその手に収めようと本格的に人類をやりにくるんでしょうね。真っ当な道で武道を極め、ハンター協会の会長に就任した私。ついに悪魔のボスと対峙。目の前にいたのは何と! そこで私はついこのセリフを吐いてしまうのです。「お前とは戦いたくなかった」と。

 

4. 明日? そんな未来のことわからない

めちゃ宵越しの金は持たない派なんでしょうね、私。バイトで1万円もらったら1万円を募金箱に寄付する。手帳を買ったら明日以降のページを破り捨てる。1歩進んだら1歩下がる。そんな人生を歩んでいるんでしょう。

そんな「超宵越しの金は持たない派」の私。ある12月23日に銀座を歩いています。そこで情報番組の可愛いリポーターに声をかけられるんでしょうね。男だったらそのままスルーですが、可愛いので立ち止まってしまいます。「明日の予定はありますか?」無邪気な感じで質問を受けます、何せ明日はクリスマス。ジングルベルが聞こえてきそうです。しかし、愚問だと言わんばかりに首を横に振りながら私は答えるんでしょうね。「明日? そんな未来のことわからない」と。

 

5. オーナーを出せ? ここにいるじゃないか

とんでもない金持ちなんでしょうね、私。奈良の実家に石油が湧いて一気にフォーブスの長者番付にランクインするんでしょう。しかし、億万長者になってみて初めて「質素さ」に価値を見出すんですね。洋服はいつも黒いタートルネックとジーパン。食事は毎食パンの耳の砂糖炒め。テレビも見ず、スマホも持たない。唯一心が和むのは近所の野良犬と遊んでいる時だけ。

そんなある日、自分が経営するレストランに強面の人がやってきてウェイトレスの女性を脅すんでしょうね。窓際のいつもの席で新聞を読みながらそれを見ている私。止めに入った店長も殴られ誰も止めることができません。業を煮やした私は止めに入ります。「うるせぇ、じじぃ。引っ込んでろ! おい、ここで一番偉い奴を出せ。オーナーを出せと言ってるんだ!」勢いづき過ぎて止まらない強面。手にミネラルウォーターが入っていたリーデルのグラスを持って店長に投げつけようとします。すかさず私が強面の右手を掴んで言います。「オーナーを出せ? ここにいるじゃないか。」と。

 

どうでした? 名言。いいですねー、名言。実際言ったこともない言葉たちでしたが、普段シュミレーションしているからなのか、すらすら書けてしまいました。また第2弾機会があれば書いてみたいと思います。

 

本日はこの辺で、鏡龍太郎でした。

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